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アナロジーについてわかりやすく説明しましょう。
泳いでいる人がお金で、プールにやってきた人が利益です。
プールサイドの人が運転資金です。 現預金増減=利益−増加運転資金という関係式はこんなイメージです。

現預金のことを手元流動性ということがあります。 プールの中の人はまさに流動しています。
運転資金のなかでたとえば在庫が長い期間残っていたりするとお金が寝ているということがあります。 プールサイドの人のなかには寝ている人もいるでしょう。
理屈で理解した後は、こんなイメージで、この重要な関係式をとらえるのもいいでしょう。 せっかくなので、このアナロジーをもう少し厳密に展開してみます。
ある日の11時から12時の間にプールにやってきた人数から帰った人数を引いて差を求めると、これが「11時から12時会計年度」の損益計算書で、差が利益です。 この間にプールに飛び込んだ人数から上った人数を引いて差を求めると、これがキャッシュフロー計算書(直接法)で、差が現預金増減です。
この間のプールサイドの人数の増減が増加運転資金で、現預金増減=利益−増加運転資金となり、これを縦に並べると、キャッシュフロー計算書(間接法)になります。 朝プールが開いた時が会社設立時です。
その時から12時までにやってきた人数の累計から帰った人数の累計を引くと12時現在の利益剰余金になります。 12時現在プールで泳いでいる人数が現預金残高、プールサイドの人数が運転資金残高で、現預金残高+運転資金残高=利益剰余金残高となり、これを左右に分けて書くと、「11時から12時会計年度」末の貸借対照表になります。
これで財務四表が出そろいました。 興味のある人は、簡単な人数を入れて財務四表を作ってみて下さい。
なお、このアナロジーは示唆的です。 泳いでいる人(現預金残高)とプールサイドにいる人(運転資金残高)は目に見えますが、利益剰余金残高は見えません。

仮に、目に見えないからというので利益剰余金残高をごまかそうとすると、泳いでいる人数かプールサイドの人数をごまかさないと数が合わなくなります。 ということは、目に見える人数をしっかり数えておけば、目に見えない利益剰余金といえどもごまかしようがないということです。
あらためてキャッシュフロー計算書(直接法)とキャッシュフロー計算書(間接法)の違いについて詳しく説明しておきたいと思います。 2つのキャッシュフロー計算書は、その名称からは表示方法と作り方が違うだけだという印象を受けます。

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